かれこれ5年続けたピアノレッスンを、渡米に伴い、終えることにしました。
始めた頃は、幼稚園生だった子が、いまや小学校中学年。
全員ピアノに触れたこともない0(ゼロ)からのスタートで、こちらも同じく指導初心者。
「ドレミファソラシド」をどうやって教えるか、「ド」の場所をどうやって覚えてもらうか、音符をどうやって読めるようにするか、試行錯誤でした。また、ちびっこゆえ、30分のレッスン時間じっとしていられるわけもなく、どうしたらいいか悩んだ時期もありました。
とにかく決めていたのは、ピアノを楽しんで好きいてほしいということだけ。
自分にとってピアノのレッスンは厳しいもので、楽しくなく、やらされていたものだったので、そうはなって欲しくなかった。
ちょっとずつの進歩と、年を重ねてきたこともあり、みんなずいぶん上達して、それぞれの目標の曲を弾けるようになりました。
バレンタインには(なぜか)お手紙をもらったり、似顔絵をくれたり、ピアニストorピアノの先生になりたいと言ってもらえたり、発表会でばっちりキメてくれたり、たくさんいい思いをさせてもらいました。
レッスンがもう続けられないと伝えるのはつらかった。
泣かれちゃって、こっちも泣きたかったけど、でもあと少し、一緒にがんばろうねと約束しました。