2008.08.13.
9:00 Klamath Falls出発
トラブル発生。
途中TEXCOでガソリンをいれたあとしばらくして、例のCHECKマークが点灯してしまう。(エンジンになんらかの異常が生じたため今すぐディーラーに持っていきなさいというサイン) デスバレーの再来?
ろっすぃは高地だから空気が足りないせいかもというが…。もしくはデスバレー同様ガソリンのせいかもしれないし放っておくことにする。でもちょっとやな感じ。。。
10:45 クレーターレイク国立公園
国立公園の年間パス、アメリカンビューティフルパスを購入。80ドルだけど断然得。
ここまでの道は周りが高い木などなくとても気持ちいいドライブ。
途中工事?で片道通行などで数分足止めを食らうが、エンジンを止めて窓を開けていると、待たされていることすら気分がよい。
だんだん道は山道となりクレーターの上部ビジターセンターに到着。ここで初めてクレーターのなかの湖が見える。
青い。真っ青。とても綺麗で期待を裏切られなかった。湖面はやや風波や船の通過により完全な鏡状態ではなかったが、それでも山(クレーターの淵)が水面に映る姿は鏡のようだった。
水はとても澄んでおり、浅い部分は湖底が見えるが、すぐに青に飲み込まれる。この湖はとても深く深く、美しい。
太陽の場所、自分のいる場所、光の量によって、湖面の色はさまざまに変わる。水深の深く透明度の高いこの湖は光線の青い色を特に反射するのでこんなにも青く見えるのだそう。北海道の摩周湖のよう。
12:00 ビジターセンターでサラダとペンネを買い、外のテーブルで食べる。サラダが新鮮でおいしい。(オレゴン州はオーガニックに力を入れているとか?)気温は最高にちょうどよい。暑くも寒くもない。
ここでクレーターレイクが隕石でなく火山でできたと初めて知りました。
■サンノッチトレイル:20分程度のトレイルでクレーターの淵の展望台へ。(展望台といっても台も柵もないところ)ここはとっても眺めもよく気持ちよく、しばらく見ていたい感じ。ここからファントムシップと呼ばれる不気味な島が見える。
青の中にぽっかり浮かんでいるよう。幻想的。なんとも不思議な形。
■ファントムシップ展望台:こちらからの眺めもよい。より島がよく見える。午前中のほうが湖面が静かだったので少し残念。水面に映る島がくっきりしない。
ファントム・シップとは絶妙なネーミング。まさに湖面を漕ぎ出さんばかり。
■展望台:高い位置からなのでクレーターの全景が見える。大きい。丸い。碧い。こんなにも感動させられたクレーターレイク、来てよかった。広角レンズでもカメラのフレームぎりぎりいっぱい、というか入りきりません。
しかし展望台からいざ移動しようとしたときにまたもトラブル発生。
なんとタイヤに大きな釘がささっているのを発見!!!
この旅の途中で踏んでしまったのか、実は昔からささっていたのか不明だが、空気は抜けていない模様。出発前にディーラーに点検に出した時はなにも言われなかったのに。
さてどうしよう。
一案:通りかかりのディーラーで見てもらう(通りがかりにあるのか?!)
二案:タイヤ屋で見てもらい場合によってはタイヤ交換(時間とお金のロス)
三案:大丈夫と信じる
はじめは心配したものの楽観的な私たちはきっと昔からあったもので、今まで大丈夫だったから大丈夫だろうと、三案を選択。
とはいえエンジンに続きこれまた不安を抱えた旅となる。
13:50 クレーターの東半分をまわりそのまま北へ抜け、5号を目指す。
その道中で地獄を見た。蛾である。蛾が大量にあちこち不規則に飛び回っており、そこを60マイル(時速90キロ位)のスピードで走りぬけるわけなのでフロントガラスにびちびちと蛾がぶつかり黄色い液が飛び散るのである。
ひどいのはワイパーにぶつかりそのままそこにへばりついている。つまり死骸の羽がずーっとぴらぴらとそこにあり、しかもそれはオレンジに黒のまだらという極めて気持ちの悪い配色。
蛾が大の苦手の私はとても目を開けていられず前を見れない。あまりのグロテスクさに叫びまくり、涙まで出てくる始末。この時運転していたのが私でなくてつくづくよかった。。。
途中トイレ休憩に立ち寄ったとき、車のボンネットを見てしまったが吐きそうだった…。虫はまだ仕方ないとして、ぴらぴらの羽をもつ黒と橙色模様の蛾の大群は本当に勘弁してほしいと思ってしまいました。あちら様(=蛾)にしても迷惑な話なわけで、お互い様ですよね、はい。
Eugeneで運転交替。その後間もなく5号で大渋滞、というか足止め。なんの渋滞かわからないが2時間近くも止まってはのろのろ進みの繰り返し。事故でも自然渋滞でもないらしいがよくわからない。
当分流れないと判断しAlbanyで降り、99Wを北上。でもこちらも5号から流れてきた車やトラックで途中から渋滞となる。
途中51号に進路変更し、Salemの町で夕食休憩。21:30頃なのでスポーツバーしかあいておらず、でも今日もカップ麺はさすがに身体によくないのでありがたい。
夜の運転はLAでは問題なかったのになぜか非常に疲れる。車が少ないせいと暗いせいか。対向車は遠慮なくハイビームでまぶしいし、フリーウェイも真っ暗なので車線が良く見えず疲れるし大型トラック含め周りはびゅんびゅんとばす。移動は日のあるうちにするべきだと悟った。
深夜2時 ようやく本日の宿、シアトルのすぐ南に位置するTacomaに到着。街の明かりにほっとする。予定より4時間オーバー。非常に長い一日でした。
本日の走行距離:546マイル(873キロ)
本日の宿:Red Lion Hotel Tacoma ○