旅好きル☆行き着いた先はキャンピングカー

行き着いた先はキャンピングカー

渡米を機に始めたブログ。今は旅の記録用。2018年キャンピングカーを購入し、より旅に出やすくなりました。

2021夏の知床 3

知床五湖

シャトルバスで一旦知床自然センターへ戻り、駐車場から荷物を取り出し、水着から普通の服へと着替えて出直し。
再びシャトルバスに乗り、今度は知床五湖へ向かいます。

ところで、この日は我が家の旅にありがちな一日二食。
朝ごはんをゆっくりたっぷり食べて、昼間の時間は全て観光にあて、夜ご飯を早めに食べるというもの。
日中の時間を有効活用できますが、子供はこまめにお腹が減ってしまうもの。
今回もおなかすいたコールが始まったので、知床五湖の出発地点となるセンターで販売していたコケモモスイーツとおかきでしのぎました。ほんの軽食でも手に入ると助かります。

散策のまえに

こういった大自然の中のビジターセンター的な観光拠点は二つのタイプがあると思います。
本当に必要最低限の施設で自販機とトイレとのみ(なんなら非水洗)。
または、きれいなトイレに軽食やカフェ、なんならおしゃれなアウトドアショップまで併設していたり。
どちらにもその地域なりの理由があると思いますが、知床は後者でした。
前者でもあるだけありがたいと思いますが、後者であればなおありがたいのが本音。
知床は、大自然も楽しみたい、でも整った観光施設にも頼りたい、そんな要求を満たしてもらえる場所でした。

さて、知床五湖散策の地上遊歩道に出かける人は、必ずレクチャーを受けて立ち入りの認定を受けなければいけません。
そのレクチャーは、自然を守るためのものであることはもちろんのこと、自分を守るためのもの、つまりどうしたらヒグマに襲われないか、もし遭遇したらどうするか、というものです。
ヒグマと遭遇なんて滅多にないのでは、と侮るなかれ。
掲示されているヒグマ目撃情によるとほぼ毎日、知床の散策路のどこかしらでヒグマが出ているんです。
厳重注意とされたのが、お菓子の持ち込み。
ガムやタブレット類も臭いでヒグマが寄ってくるので一切の持ち込みはNG。

それを聞いた長男大ショック。

運悪くレクチャー開始直前に、数十粒入りのラムネを開封したばかりだったのでした。
本当は散策中持ち歩いて食べたかったのに、ヒグマに襲われては困るので泣く泣く全部一気にお腹におさめ容器はゴミ箱へ捨てました。
f:id:outdoorsytype:20211106181954j:plain熊捕獲
※後でわかったのですが、無料でジップロックをいただけてニオイの出る飲食物はそれに入れれば持ち歩きOKとのこでした。一気に食べてしまって損した気分の長男さらに落ち込む。

いよいよ五湖散策へ。
教わったヒグマと遭遇しない方法は、手をたたくことと「ホイホーイ」と声を出すことだそう。
レクチャーで散々くまくま脅された教えていただいた子供たちは忠実に教えを守ってずっとホイホイ叫びながら歩いていました。

エゾシカ近っ!

歩き出すと、一緒にレクチャーを受けていた人たちもあっという間に分散します。
急に人気がなくなるとほんとにクマが出そう。

そんなとき、きゅうに現れたエゾシカ
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野生動物に近づいてはいけませんとレクチャーを受けましたが、向こうから近づいてくる分には仕方なく、ラッキー。
どうやらここを横切りたかったようで、こちらを見つめながら親子二頭が渡ってゆきました。
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第一湖
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とっても気持ち良い森の中。
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最後には森を抜け海が望めます。
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知床の大自然をたくさん吸収して17:40のバスで戻りました。

今夜はペルセウス流星群の絶好の観察日とのこと。
夜中に目覚ましをかけて就寝です。

そんな二日目。