2023/8/27(日)
夏休みの最後の4日間を利用して屋久島へ
行くことにしました。
屋久島&縄文杉トレッキングについて調べてみた
・所属は鹿児島県、種子島のお隣。
・鹿児島から飛行機で40分。
・海路なら空港から港までバスで1時間移動したのち高速船で2,5時間。
・意外と大きい島で周囲130km。一周車で2~3時間。
・世界遺産 縄文杉を訪れるのはそう簡単ではない。
・雨覚悟。
屋久島で一番有名な名所であろう縄文杉は、屋久杉の中でも最大級の大木で、その樹齢は2000年あまりから7200年まで諸説あり。
深い深い森の奥に鎮座しており、その道のりは往復約22km、所要時間10~11時間程度。富士登山よりきついという説もあるとか。
しかも「ひと月に35 日雨が降る」と言われるほど日本で最も雨が降る地域。
雨の中登山慣れしていない素人が10時間も山登りできるのか?
日頃バドミントンで少しは鍛えているとはいえ、子供たちも一緒だし急に自信がなくなってきました。
でもせっかく屋久島を訪れて縄文杉に行かないなんて!と、訪れたことのある友人はみんないいます。
大丈夫、自分もなんとかなったよ!とも。
そりゃ一回森に足を踏み入れた以上はなんとしてでも行って帰ってこないとつまりは遭難ということになるわけで、もはや根性論でしょうか。
ともかく、縄文杉はぜひ行ってみたい。そう決めてから次に考えるのは、登山ガイドをつけるかつけないか。
息子たちは12歳と10歳。他の人たちの足を引っ張ることはないとは思われるものの、マイペースで行動したいお年頃。
かくいう私も団体行動は苦手だし、好きなところで気が済むまで写真を撮りたいし、ガイドさんに気を使いがちなので、なしとしました。
その分下調べはしっかりと行い、トイレ、休憩スポット、水汲み場、特に時間のペース配分は綿密に計算し、それらをしっかりと書き込んだ地図と、リュックのほとんどを軽食非常食水分で満タンに。
次に考えるのは雨対策。
レインジャケット、レインパンツ、そして防水登山靴。ソックスはスキーソックスで代用。
ゴアテックスなどの用品は性能が良い分お値段もご立派で、家族四人分買い揃えるとすごい金額に。
でも大丈夫。
屋久島にはレンタルショップがいくつかあり、レインウエアもモンベルなどきちんとしたものが揃っています。
成長期の子供や今後使う予定がないのであればレンタルで十分。結局天候に恵まれレインパンツは履かなかったし。
屋久島のレンタルと登山用品 『山岳太郎ショップ』
出発の日 まさかのフライト欠航
朝5時出発。心配していた台風もなく、鹿児島までのフライトは順調。
しかし飛行機から降りる直前に「屋久島にお乗り継ぎのお客様にお知らせします。機材トラブルのため欠航になりました」と。
で、代わりにどうしてくれるの?
という解決策は一切案内されぬまま降りてゆくと急遽あてがわれた風のグランドスタッフが待っており、このトラブルに巻き込まれたであろう乗客約10名を引き連れて荷物を一旦ピックアップするよう言われ、JALカウンターへ並べと連れてゆかれる。
最低限判明したこととして次の屋久島行きのフライトは運行するが満席のため我々の席はないということ。
飛行機がダメなら船?空席あるの?何時発?港までどうやっていくの?バス?バスも船も改めて予約しないと埋まっちゃう?
わからないことだらけだが、なんにせよ早い者勝ちには間違いない。
ろっしーをJALカウンターに残し、自分はとりあえずバス停に向かいつつ空港から港への時間調べ、高速船の時刻表と予約状況確認、などスマホを片手にフル回転。
次のトッピー(高速船)は10時発。さらには4席ネット予約が無事できた!(←それが誤りであったことが追って判明)
船は確保したから次は港までの足を確保だ。
空港からのバスが一番早く、次発バスの港への到着予定時刻は9:52着。出航8分前。
バス停と船着場はどのくらい離れている?出航の何分前に乗船しないといけない?乗れなかったら振り替えできる?キャンセル料の有無は?
そのあたりは不明確なままとりあえずJALの路線は消えたので(翌日のフライトなら空席があり今夜のホテル代とともに確保してくれるそうだが貴重な4日間のうち1.5日無駄にするなんてできない。JALめ〜💢)、ぎりぎりでバスの券を入手し乗り込みました。
渋滞で遅れないかハラハラしながら約1時間。みごとなオンタイムで港へ到着。
トッピーまだいる!間に合う!スーツケースを転がして船乗り場へ走る!
カウンターへ駆け込み、ネットでさきほど予約した件を伝えると
「予約されていませんね。」と。
たしかに変だった。
ネット予約可能なのは前日までで当日は電話と窓口のみ、と注意書きがあったのに、すんなりネット予約できてしまったから。
おかしいなとおもいつつ、予約できたならまぁいいか、と思っていた。
が。
やはり違ったのだ。
慌てていたあまり翌日の日付で予約していたのですよ。
今、まさに出航しようとしているそのトッピーに乗りたいんですと訴えてみましたがもはや満席とのこと。
キャンセル待ちが可能とのことで、淡い期待をしつつロビーで待っていたら二席キャンセルが出たとのアナウンスがありカップルが乗り込んで行きました。
JALで一緒だった10数名の中にいた人たち
それ以上の空席は出ず、敢えなく次のトッピーとなりました。
予約できただけよかったけれど、バスとトッピーで5万円弱の予定外の出費。
初日屋久島を一周ドライブする計画も流れてしまったし、JALめ〜💢
こうして次のトッピー13:20までの3時間を鹿児島で過ごすことと相成りました。
猛暑の鹿児島市内を無駄に歩き回る
電車好きな長男が鹿児島中央駅へ行きたいと言い出しました。
九州版Suica、SUGOCAというのをゲットしたいそうで。
その望み、叶えましょうとタクシーで駅まで行き、ご所望通りSUGOCAを入手しましたが、あっさり済みすぎでまだ時間は余っています。
駅になにかあるわけでもないし、なにせ猛暑withスーツケースと重い荷物なので自分的にはのんびりランチとティータイムでよかったのですが、ろっしーが鹿児島の繁華街を見に行こう、と言い出し。
なぜ真昼の繁華街へしかも子連れで?
さっぱり解せませんが他にやることもないしと付き合ったのが運の尽き。
すごい猛暑の中ですよ、アスファルトの上をごろごろとスーツケースを引きずりながら歩くこと30分。ただの歩道を延々と。暑くて疲れは増すばかり。
夜の街ぽいところも通りましたが日曜日の真っ昼間お店が空いているわけもなく閑散としており、いったいこの繁華街とやらに我々は何しに来たのか。頭がぼーっとしてきました。
ようやく商店街ぽいアーケードに辿り着くとなにやら見覚えのある絵面が。
これは!たまにスーパーで買う白熊アイスの絵?
鹿児島のスイーツといえばかき氷「しろくま」らしく、天文館むじゃきというお店の前にたまたま行き着いたのでした。
お店に入るには行列だったので、テイクアウトで。
ようやく一息付き、でもそろそろお昼を食べないと港に戻る時間もなくなるので、手近なハンバーガー屋でやっと休憩。
再び猛暑の中を10分歩き、目的のトッピーに乗り込み、酔い止めを飲んで爆睡。
海から見る島々の景色もよかったのだろうけれど「右手に見えますのは・・・」のアナウンスの先がわからぬほどの速さで寝落ちし、景色は一切見れずじまい。