旅好きル☆行き着いた先はキャンピングカー

行き着いた先はキャンピングカー

渡米を機に始めたブログ。今は旅の記録用。2018年キャンピングカーを購入し、より旅に出やすくなりました。

夏の屋久島2023 めざせ縄文杉

2023/8/28(月)
tabiskill.hatenablog.com

AM3:20 朝というか夜中。
軽くおにぎりを食べ、準備万端の計画表と地図を携え、4時半に出発。
駐車場のある屋久杉自然館までの道は真の暗闇。道がみえない💦

AM4:45 屋久杉自然館着。
入手済の乗車券を登山バスチケットに交換しに窓口へ向かうも、5:00発の登山バスはもう満席。5:20発のバスとなりました。

AM6:00 山道を揺られ、荒川登山口に到着。一番大事なトイレを済ませ、団体グループと重ならないタイミングで歩き始めました。
薄手の長袖でちょうど良いくらいの気温、天候薄曇り。

ロッコの線路をひたすら歩く

ほどなくトンネルが出現

AM6:50 休憩①:小杉谷集落跡(WC)
いくつかの川を越えてゆきます。柵がないので暗い時間帯は要注意。落ちた人も過去にいるとか。

AM7:30 休憩②:楠川分かれ/小杉谷山荘跡(WC)
ロッコ道全行程のほぼ中間地点。次男が思いの外ハイペースで、予定よりも早い時間配分に。
夏休みも終盤せいか全体的に空いていてこれは順調、と安心。
しかし。休憩=さっさとトイレをすませるはずなのにろっしーがなぜか並んでおらずうかうかしている間に団体客が次々とやって来て、あれよあれよという間に大行列。
15分くらいトイレに並ぶ羽目になり、大きなロスタイムとなってしまいました。

まだまだ続くトロッコ


AM8:50 休憩③:大株歩道入口(WC)
ここでトロッコ道終了!湧き水を汲めるところがあるので水筒補充。冷たくて美味しい水でした。
屋久鹿には会えなかったけれど屋久猿は見かけました。
長かったトロッコ道も過ぎてみれば大したことなかったなぁ!なんて思えたのは行きだけだったとのちのちわかります。

ここが最後のトイレポイントです。
この先約5時間トイレがないという、しかもその途中でお昼ご飯も食べねばならないというプレッシャー。
登山やアウトドアの辛いところは体力云々よりそれ。


大株歩道にはいると、いきなり一面から九面にワープ感を感じるほどの高低差。
急な階段と岩登り下りが交互に現れ、あちこちを這う木の根や土も水でぬかるんでいたりつるつるしていたりして、雨でなくても防水靴が必要と納得です。

最初は息が上がるものの、しばらくするとそれも慣れるのが不思議。森の酸素が濃いからでしょうか。

AM9:00 ウィルソン株到着

本当にハートの形!
特定の場所にしゃがんだところからではないとこの形は見えないので、最初に見つけた人はすごいです。

ところで、この日おとなり種子島からロケット打ち上げの予定がありました。
ちょうどこの辺りで予定時刻だったので、周辺の人とともに空を見上げながら耳を澄ませてみたけれどなんの音もせず。
打ち上げは延期になったようでした。残念。

AM10:25 大王杉・夫婦杉
付近に木製の台やベンチのようなスペースがあり、そこでお昼を食べる人が多いようです。
我々もそれに従いランチタイム。

ベンチ近くにある魚の頭
ホテルに用意してもらったお弁当はやや塩気が濃いめ美味しく、しんどい身体に沁み渡ります。
そんな時にいきなりの大雨!
傘をさしたり広げてしまった荷物をカバーしたりワタワタ。食べきれなかったけれど早々に撤収です。
そして。恐れていたトイレに行きたい予感。どうする。
ここから1時間で縄文杉到達、その先さらに奥に10分ほど行くと山荘がありトイレがらしい。しかし、バスの時間までに必ず駐車場に戻らなければならないタイトスケジュールにおいて、予定外の往復20分の体力と時間を消費するのは悩ましい。となると...
この山奥にトイレはないものの、トイレブースというものがところどころ置かれています。
一人用のテントのようなもので、中には登山者が持参した携帯用トイレが使用できるような椅子があります。
当然ゴミは持ち帰りなので、この先下山するまでずっと数時間リュックの中に、他の携帯食などと一緒に排泄物を持ち歩くのは心情的にどうも受け入れがたく、かなり悩む。
とはいえ、この先もかなりハードな登り降り。ガマンしたまま縄文杉を目指すとその行程を心底楽しめない気がして、やむなくモンベルで購入しておいた携帯トイレを使用することを決断しました。
ゴミがぬくい...

AM11:30
いよいよ見えて来た縄文杉の前にある展望デッキ。
最後の階段を登り切り、展望台へ到着しました!
まず感じたのは達成感。子供達もよくここまで来た。
そして目の前の縄文杉の圧倒的な存在感。

何千年もここで生きぬいてきた大きな大きな杉に見下ろされている感覚がひしひしと伝わる。
それに比べると自分の生きてきた年数や、まして日々の戯言なんてなんてちっぽけで他愛無いことなんだと感じる。
などなど、大人的にはいろいろと感じることができましたが、子供たちは何を感じたのでしょうね。
「ついたー、みたー、早く帰ろー」みたいな感じでしたが。^^;
とりあえずゴールできた喜びと達成感は味わってくれたみたいです。

下山開始。あとは帰りのバスの時間までに戻れればオッケー。
前を歩いていた次男のストックが顔にささりそうだったという一件で不機嫌な長男と、足が痛いと言い出す次男。
不穏な空気を盛り上げることもできず疲れ果てた親たち。

PM13:30 大株歩道入口
ようやく九面をクリアし、トロッコ道に帰って来ました。
本当の登山はここまでの往復5時間程度で、残りは緩急のないトロッコ道をひたすら歩くというのが屋久杉トレッキング。
どちらもも違うしんどさがあります。
帰りはだいぶ登山客も分散し、前後に人がいないこともままあって、大きな声で歌を歌って気を紛らわせながら楽しく歩けるくらいには気力が回復。
総じて天気は良好で、お弁当の時以外の雨は降っても短時間の小雨。レインジャケットで十分凌げる程度でありレインパンツは履かずにすみ、蒸し暑くもあったけど暑くて動けないほどではなく、後半は晴れ間も見えて来ました。
足が疲れてパンパンになってきたものの、きらきら光る苔や深い森の景色に助けられます。

小さな森の世界

PM15:30 小杉谷集落跡で最後の休憩。
ここから最後の10分が最も辛かったかもしれません。急に足の疲労感が半端なく、元気だった次男も足に痛さを訴え、長男はずっと不平不満をぶつぶつ。
モチベーションはとにかく早くホテルに戻ること!お風呂に入ること!ご飯をたべること!
その一心で、先頭を歩く次男のペースは一向に衰えずむしろ早まる。ある意味すごいモチベーション効果です。

PM15:40 荒川登山口到着!!!
休憩含め往復9時間40分。
怪我することもなく帰って来れてよかった。
目標にしていた16時のバスチケットをゲットできました。
駐車場に到着し、バスから降りようとすると足が強張っておぼつかない足取りに。これもなかなかない経験。


縄文杉、一見の価値あり。
そして、家族で達成できた思い出をつくれたことがなによりよかったと思いました。


翌日は山から一転して海へ。ウミガメに会えるかな。

つづく

夏の屋久島 2023 事前準備と1日目トラブル

2023/8/27(日)
夏休みの最後の4日間を利用して屋久島へ
行くことにしました。

屋久島&縄文杉トレッキングについて調べてみた

 ・所属は鹿児島県、種子島のお隣。
 ・鹿児島から飛行機で40分。
 ・海路なら空港から港までバスで1時間移動したのち高速船で2,5時間。
 ・意外と大きい島で周囲130km。一周車で2~3時間。
 ・世界遺産 縄文杉を訪れるのはそう簡単ではない。
 ・雨覚悟。

屋久島で一番有名な名所であろう縄文杉は、屋久杉の中でも最大級の大木で、その樹齢は2000年あまりから7200年まで諸説あり。
深い深い森の奥に鎮座しており、その道のりは往復約22km、所要時間10~11時間程度。富士登山よりきついという説もあるとか。
しかも「ひと月に35 日雨が降る」と言われるほど日本で最も雨が降る地域。

雨の中登山慣れしていない素人が10時間も山登りできるのか?

日頃バドミントンで少しは鍛えているとはいえ、子供たちも一緒だし急に自信がなくなってきました。
でもせっかく屋久島を訪れて縄文杉に行かないなんて!と、訪れたことのある友人はみんないいます。
大丈夫、自分もなんとかなったよ!とも。
そりゃ一回森に足を踏み入れた以上はなんとしてでも行って帰ってこないとつまりは遭難ということになるわけで、もはや根性論でしょうか。

ともかく、縄文杉はぜひ行ってみたい。そう決めてから次に考えるのは、登山ガイドをつけるかつけないか。
息子たちは12歳と10歳。他の人たちの足を引っ張ることはないとは思われるものの、マイペースで行動したいお年頃。
かくいう私も団体行動は苦手だし、好きなところで気が済むまで写真を撮りたいし、ガイドさんに気を使いがちなので、なしとしました。
その分下調べはしっかりと行い、トイレ、休憩スポット、水汲み場、特に時間のペース配分は綿密に計算し、それらをしっかりと書き込んだ地図と、リュックのほとんどを軽食非常食水分で満タンに。

次に考えるのは雨対策。
レインジャケット、レインパンツ、そして防水登山靴。ソックスはスキーソックスで代用。
ゴアテックスなどの用品は性能が良い分お値段もご立派で、家族四人分買い揃えるとすごい金額に。
でも大丈夫。
屋久島にはレンタルショップがいくつかあり、レインウエアもモンベルなどきちんとしたものが揃っています。
成長期の子供や今後使う予定がないのであればレンタルで十分。結局天候に恵まれレインパンツは履かなかったし。
屋久島のレンタルと登山用品 『山岳太郎ショップ』

出発の日 まさかのフライト欠航

朝5時出発。心配していた台風もなく、鹿児島までのフライトは順調。
しかし飛行機から降りる直前に「屋久島にお乗り継ぎのお客様にお知らせします。機材トラブルのため欠航になりました」と。

で、代わりにどうしてくれるの?

という解決策は一切案内されぬまま降りてゆくと急遽あてがわれた風のグランドスタッフが待っており、このトラブルに巻き込まれたであろう乗客約10名を引き連れて荷物を一旦ピックアップするよう言われ、JALカウンターへ並べと連れてゆかれる。
最低限判明したこととして次の屋久島行きのフライトは運行するが満席のため我々の席はないということ。
飛行機がダメなら船?空席あるの?何時発?港までどうやっていくの?バス?バスも船も改めて予約しないと埋まっちゃう?
わからないことだらけだが、なんにせよ早い者勝ちには間違いない。
ろっしーをJALカウンターに残し、自分はとりあえずバス停に向かいつつ空港から港への時間調べ、高速船の時刻表と予約状況確認、などスマホを片手にフル回転。
次のトッピー(高速船)は10時発。さらには4席ネット予約が無事できた!(←それが誤りであったことが追って判明)

船は確保したから次は港までの足を確保だ。
空港からのバスが一番早く、次発バスの港への到着予定時刻は9:52着。出航8分前。
バス停と船着場はどのくらい離れている?出航の何分前に乗船しないといけない?乗れなかったら振り替えできる?キャンセル料の有無は?
そのあたりは不明確なままとりあえずJALの路線は消えたので(翌日のフライトなら空席があり今夜のホテル代とともに確保してくれるそうだが貴重な4日間のうち1.5日無駄にするなんてできない。JALめ〜💢)、ぎりぎりでバスの券を入手し乗り込みました。

渋滞で遅れないかハラハラしながら約1時間。みごとなオンタイムで港へ到着。
トッピーまだいる!間に合う!スーツケースを転がして船乗り場へ走る!
カウンターへ駆け込み、ネットでさきほど予約した件を伝えると
「予約されていませんね。」と。

たしかに変だった。
ネット予約可能なのは前日までで当日は電話と窓口のみ、と注意書きがあったのに、すんなりネット予約できてしまったから。
おかしいなとおもいつつ、予約できたならまぁいいか、と思っていた。
が。
やはり違ったのだ。
慌てていたあまり翌日の日付で予約していたのですよ。

今、まさに出航しようとしているそのトッピーに乗りたいんですと訴えてみましたがもはや満席とのこと。
キャンセル待ちが可能とのことで、淡い期待をしつつロビーで待っていたら二席キャンセルが出たとのアナウンスがありカップルが乗り込んで行きました。
JALで一緒だった10数名の中にいた人たち
それ以上の空席は出ず、敢えなく次のトッピーとなりました。
予約できただけよかったけれど、バスとトッピーで5万円弱の予定外の出費。
初日屋久島を一周ドライブする計画も流れてしまったし、JALめ〜💢

こうして次のトッピー13:20までの3時間を鹿児島で過ごすことと相成りました。

猛暑の鹿児島市内を無駄に歩き回る

電車好きな長男が鹿児島中央駅へ行きたいと言い出しました。
九州版SuicaSUGOCAというのをゲットしたいそうで。
その望み、叶えましょうとタクシーで駅まで行き、ご所望通りSUGOCAを入手しましたが、あっさり済みすぎでまだ時間は余っています。
駅になにかあるわけでもないし、なにせ猛暑withスーツケースと重い荷物なので自分的にはのんびりランチとティータイムでよかったのですが、ろっしーが鹿児島の繁華街を見に行こう、と言い出し。

なぜ真昼の繁華街へしかも子連れで?

さっぱり解せませんが他にやることもないしと付き合ったのが運の尽き。
すごい猛暑の中ですよ、アスファルトの上をごろごろとスーツケースを引きずりながら歩くこと30分。ただの歩道を延々と。暑くて疲れは増すばかり。
夜の街ぽいところも通りましたが日曜日の真っ昼間お店が空いているわけもなく閑散としており、いったいこの繁華街とやらに我々は何しに来たのか。頭がぼーっとしてきました。

ようやく商店街ぽいアーケードに辿り着くとなにやら見覚えのある絵面が。

これは!たまにスーパーで買う白熊アイスの絵?
鹿児島のスイーツといえばかき氷「しろくま」らしく、天文館むじゃきというお店の前にたまたま行き着いたのでした。
お店に入るには行列だったので、テイクアウトで。

ようやく一息付き、でもそろそろお昼を食べないと港に戻る時間もなくなるので、手近なハンバーガー屋でやっと休憩。

再び猛暑の中を10分歩き、目的のトッピーに乗り込み、酔い止めを飲んで爆睡。
海から見る島々の景色もよかったのだろうけれど「右手に見えますのは・・・」のアナウンスの先がわからぬほどの速さで寝落ちし、景色は一切見れずじまい。

ようやく屋久島到着!

予約してあった屋久島空港レンタカーNAVIの元気なおねえさん二人組は「それ絶対JALに文句言った方がいいよ〜」と言いながら空港ではなく宮之浦港まで車を回してくれました。
翌日の縄文杉への登山口、荒川登山口までのバスのチケットをこの日のうちに購入しておきます。
ハイシーズンは駐車場への乗り入れは禁止されているので、屋久杉自然館に駐車し、そこからは荒川登山バスで登山口までゆくのです。

ホテルに着いたのは17時。
朝5時に出たのに長かった〜。

明日はAM3:20に起きる予定。早々に床に着きます。

続く

涼を求めて富士山の麓へ その2

2023年7月16日(日)

今年の猛暑は猛烈です。
梅雨もあったかどうかわからないくらいの存在感の薄さで気づけば梅雨明け。
日々家族の誰かが予定がある中、海の日の連休はぽかっと予定が空いたので、少しでも涼しいところへのんびりしに行くことに行くことに。

長男が部活から帰宅したあとの昼過ぎに出発。
今回は軽登山もする予定で、前日に購入した登山靴のサイズ交換に立ち寄り(少し大きめがいい、いや靴擦れするとこまるからぴったりがいい、とすったもんだの末交換することに)、お昼の時間はとっくにすぎみんな空腹でいらつきながら通り道のOKストアに寄り、あまりの安さにいろいろ買いだめしランチや翌朝食を調達し、ようやく人心地ついて心が和らぎました。
目的地は3回目の訪問、道の駅富士吉田。
↓以前涼みに行った記事はコチラ
tabiskill.hatenablog.com


富士山はやっぱり特別。何回見ても感動する美しさ。

夕方16時ごろに着いたので、忍野八海に足を運んでみることにしました。
綺麗な湧き水を見て涼もうと思っていたら、想定外の大混雑で人混みで暑い。。。海外からの観光客がわんさかいました。
でも深い青色の湧き池は一見の価値あり。富士山のお水が美味しいわけです。

今夜の就寝場所へ移動。
車中泊の場所として人気の道の駅富士吉田なので、連休でもあるし停めるスペースがあるか心配していたけれど、満車というほどではありませんでした。
トイレから離れた静かそうな場所を確保して、レストランで富士山ビールと甲州ワインと夜ご飯♪
飲んで食べてそのまま車で寝れる場所ってなかなかないのでありがたい。
ハーベステラス|地ビール&レストラン「ふじやまビール」|富士吉田市 道の駅

日が沈んで暗くなる20時ころには猛暑がうそのように涼しい風が吹いており、薄青い空がきれい!
富士山の登山道がキラキラ光っている様子が見れるのは夏ならでは。
夜の家々の灯りを見てその営みを想像するのが好きだけど、がんばって登っている人たちを想像しながら眺める富士山もたまりません。

お腹が満たされたあとは、夏休みの宿題など車内でお勉強。車外では星座の観察。夏の大三角形蠍座、おうし座…。
周囲のいろいろな種類のキャンピングカー観察も楽しいです。
そして涼しい夜風の中で気持ちよく就寝。


7月17日(祝)

朝。
明け方はブランケット一枚では寒いくらいでした。

夏休みに予定している屋久島の予行演習に軽めの登山をしてから帰宅するプラン。
せっかくだから山頂から富士山が見えたりしたらいいなーなんて目論んで、以下のサイトから初心者でも大丈夫そうな二十曲峠〜立ノ塚峠に決めました。
二十曲峠〜立ノ塚峠/富士山眺望コース/やまなしハイキングコース100選
三連休だし、ハイキングも混むのでは?駐車場の台数が少ないらしいから早く行かないと、との予測は裏切られ、こわいくらいに誰もいない。
しかも!
登山前にトレイを済ますのを当然のプランとしていたのに、駐車場のトレイが閉鎖されており、精神的に大ピンチ(ーー;)
車で街まで戻ってトイレを済ますこともよぎったものの大きな時間のロスになるし、困っているのは自分だけ(メンズは困っていない)。
仕方なくそのまま登山をスタート。

かなり暑かったけれど極力水分を控えたせいかたった五キロの行程が結構つらく感じ、子供たちもすぐに飽き気味で、10時間の屋久島登山への不安を残すハイキングとなってしまいました。
しかもしかも!
山頂から富士山が見えるかと思いきや、ゴールの立ノ塚峠はただの森の中。ここがゴールなのかもわからぬほどなんの景色も見えない。
サイトの富士山の写真はどうやらスタート地点の二十曲峠駐車場からの景色だったようで、これまた予想外の展開となりました。
そんなこともあります。

大きな旅行ではないけれどちょっとした非日常でリフレッシュできた二日間でした。
おしまい

東京から下関 山陰車旅⑥:最終日

2021年5月4日

今日は山口から一気に東京だよー!

でも、本当は立ち寄りたいところがたくさん。
子供たちは厳島神社を希望していたけれどそれはまた今度ゆっくり訪れることにして、通り道かつさっと見られる山口県岩国市の錦帯橋へ。


木造美。

その構造は精巧かつ独創的で、現代の橋梁工学からみても非の打ちどころがないと言われているそう。

ちょうど小舟が出ていたのでそれに乗って川の上からの景色も楽しみました。
船頭さんいわく、6月からは鵜飼船になるそう。それもいつか見てみたい。

早めランチもすまそうと名物瓦そばをいただく。
そしてなにやらソフトクリームも名物のよう。
近く牧場があるわけでもないのになぜ?と思いつつとりあえずメニューをみてびっくり。
165種類もの味がある。
味の種類の多さで有名だったんですね。スッポン味なんてのも。まさか血じゃないよね。

せっかく買って残すのもいやなのでそこそこ無難なのにしました。
なににしたんだっけな。すぐ書かないと忘れちゃう。^^;
ソフトクリームでこの旅を締めくくり、一路東京へ!

13時:錦帯橋出発。
 5/4はスター・ウォーズの日!なので車中でスターウォーズの映画鑑賞。
 やっぱりスターウォーズといえば古い方ですよねー。新しい方はいまだに受け入れられない。
15:40 吉備PAで休憩。残り約660km
19:00 土山SAで夕食。残り約400km
 がんばれ!ドライバー!

着いたのは日を跨いで5月5日深夜。おつかれさまでした。


今回もVW T5と快適な車旅。
コロナ禍ではますます頼りになります。
キャンピングカーは内装ばかりで選びがちだけど走行性能もかなり大事と改めて認識した長距離旅行でした。


おしまい☆

東京から下関 山陰車旅⑤:本州から九州へ

2021年5月3日 快晴

旅籠屋のロビーでパンなどの朝食。アメリカのモーテルを思い出します。というかそれをモデルにしたのが日本の旅籠屋なのだろうけど。
日本でももっとモーテルが一般的になればいいのにと帰国後よく思うけれど、あまり広まらないのはそもそも日本人にとってアメリカのモーテル自体あまりよいイメージがないからなのかな。
実際は、一定以上の大手チェーンであれば清潔快適で、アメニティもあり、プールもついていたり、朝食はヨーグルトやフルーツにワッフルメーカーなど色々充実していたり、車旅においては欠かせない宿泊処。
旅籠屋さん、応援してます。

元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)
海にせりだす赤鳥居で有名な神社で、どんな由緒ある歴史があるのかと調べてみたら、地元の漁師さんの枕元に現れた白狐のお告げにより建立されることになった神社だそう。
そのお告げの結果いまや世界からも注目されるフォトジェニックな場所として有名になったなんてすごいね。

鳥居の本数は、縁起のよい123(ひふみ)本とのこと。

ここの断崖は、「竜宮の潮吹き」国指定天然記念物および名勝に認定された場所だそう。
打ち付ける波の轟音と豪快な波飛沫が見ていて飽きません。

神社の入り口付近にある鳥居の丈夫には、日本一入れにくいお賽銭箱なるものが。高いところにある白狐に挟まれている部分です。

もちろん、入るまでトライ!
何度もなんども投げては拾いを繰り返し、(頭上からいろんな人のお賽銭が降ってくるけどちゃんと自分のお賽銭を見つけ出す)長男、ろっしー、私は達成。
次男の分も代わりに入れてあげて、みんな無事お賽銭を投げ入れることができました。

東後畑棚田(ひがしうしろばたたなだ)

日本の棚田百選。日本海に面したこの場所は夕日も絶景だそう。のどかでした。

角島大橋(つのしまおおはし)

本州と角島を結ぶ、海の上を渡る橋。爽やかで気持ち良い。
渡ったところの駐車場でシベリアンハスキーたちのオフ会に遭遇。
記念撮影ではみんなぴたっと止まって、貫禄とお利口具合がかわいかったです。

ランチは角島大橋近くの晴ル家 (ハレルヤ) - 阿川/カフェ | 食べログで。
ウニと伊勢海老のクリームトマトパスタ美味しかった。昨日食べられなかったウニをここでリベンジ。

火の山公園

九州を目視にて確認!山頂までロープウエイもあるけれど、車でも登れて便利。
その立地上軍需拠点でもあったそうで、その名残を見かけることができました。

そしてついに九州へ渡ってみる。
関門トンネル

こんな感じのながーい通路

突破記念撮影
証書をもらうことも出来るらしいが、17時を過ぎていたので窓口が閉まっていました。
門司側から関門海峡を見てみると、流れがとても早くて海ではなくて川のよう。
また歩いて7海の底を渡り、この日のお楽しみは終了。

今夜は防府のルートインに泊まることに。
近くにあった美味しそうな居酒屋があいにく満席で、ホテル内のレストランで夕食にしました。

おしまい。

明日はいよいよラストデイ!
錦帯橋に立ち寄ったら一気に東京まで走ります。

東京から下関 山陰車旅④:天気に翻弄された萩散策と秋吉台

2021年5月2日

天候のせいか喉が痛く鼻も悪化。
熱は当然ないのだが、センシティブな今の時代この感じは本当に困ってしまう。

大荒れ&強風だけど、せっかく来たからには観光せねばと徒歩での萩散策はまず木戸孝允桂小五郎)の旧宅
長州藩藩医である和田昌景の長男としてこの家に生まれたのち、お向かいの桂家に養子に出され、しかし翌年桂家の義母が亡くなり、また実家へ戻ったのでこの家で育ったそうです。
名前が二つあってややこしい謎が今さら解けた。
雨が強くなってきたので萩博物館へ。
城下町のこと、水害のこと、毛利、吉田松蔭、海洋生物の標本などいろいろ充実。
続いて、毛利輝元が築城した萩城(別名;指月城)跡
ロケーションと地形と石垣がナイスで、とってもかっこよい城跡でした。
みかんが花咲いていて実もなっておりますますフォトジェニックだったけれど、悪天候すぎて写真が撮れなかったのが心残り。

ランチはうに丼を楽しみにしていたけれど予定していたお店は閉店中。
海産物を諦めきれず、道の駅萩しーまーと生鮮市場へ立ち寄り、ウニ丼はなかったものの海鮮丼をテイクアウト。
コロナ禍は、いろいろと予測がつかない旅でもあります。

秋吉台に向かう道中、急に雲が晴れてきた♪
と喜びも束の間、展望台についたところでザバーっと大雨。
見るもそこそこに車に走って戻り、洞窟ならば雨も関係だろうと秋芳洞へ行くことに。
駐車場に着いたころにはまた晴れ。なんなんでしょうね今日の天気は。

秋芳洞はさすがのスケール。一時間くらいの鍾乳洞散策で摩訶不思議な天然の美しさに圧倒される。

秋芳洞から外にでると、今度こそもう降らないであろうと思われる完璧な晴れ!
ふたたび秋吉台へ。

雨上がりの風が気持ちいい!

この空気を感じるための風と雨だったのかなと。

長者ヶ森周辺がとてもおすすめです。

今夜の宿は長門駅近くの旅籠屋。
夕食は旅籠屋の目の前の旬彩ダイニング 金の鈴に行ってみました。
個室で落ち着けて、お料理も良かったし、なにしろ宿まで徒歩なので飲めるのが嬉しいロケーション。
今日も1日たくさんよいものを見ました。

おしまい☆

翌日は、海に向かってずらっと赤い鳥居が並んでいる元乃隅神社や関門海峡へ。

観光特急あそぼーい!日帰り九州小鉄の旅

2022年5月8日

ここ数年キャンピングカーでの旅が続いていたGW。
今年は残念ながら子供の通塾で旅行はお預け。
でも、1日くらいはおでかけしたい!
そんなわけで日帰り九州へ行ってきました。

6:20JAL→8:05熊本空港着。
家を出る時間設定を誤り、駐車場を走り、チェックインがスムーズにゆかず空港内を走り、ただでさえ早起きでつらいのにかなりのエネルギーを消耗。
しかも次男が偏頭痛+酔ってぐったり。
いつものパターンでこのまま寝込んでエンドレスか?!と先行き不安だったけれど、トイレから出てくると「あ〜すっきりした!」と爽やかな笑顔。
よかった〜

今回の旅行は、鉄道好きな子供たちのために列車を楽しむ旅。
JR九州の熊本と大分を結ぶ「特急あそぼーい」に乗り、大分から宮崎へは「特急にちりん」、そして宮崎空港から帰路に着く予定です。

熊本空港からJR九州豊肥本線肥後大津駅へは無料送迎バスで。
肥後大津駅は小さな駅だけどにはテーブルや椅子のある待合スペースがあって助かります。
小一時間待ちながら、普段見かけることのない列車が来るたびにわくわくしてしまうのは息子たちだけでなく私もおなじ。カメラ片手にダッシュ
かわいいなぁ。

ついにきたきた特急あそぼーい!

乗り込んで早々好奇心を抑えきれず長男と車内探検。
1号車から4号車まで個性があります。
運転席が2階にあるので、先頭の展望は最高。

指定席の方の特権なのでこれ以上は遠慮。
ほか、小さいお子さんの楽しめる車両や

こんな素敵なフリースペースも。

途中駅で停車時間があると下車して写真を撮ったりもできます。どの駅も小さくてかわいらしい。
特急といっても早く走るのではなく、勾配をスイッチバックをして登っていくのんびりとした列車旅を楽しめます。
ディーゼル特有のブロロォーという音とがたごとした揺れがまたよくて。
9:40肥後大津駅から12:21大分駅まで2時間40分のあそぼーいの旅はあっという間でした。

JR九州HP→特急あそぼーい! | JR KYUSHU D&S TRAINS D&S列車の旅
ちなみにあそぼーいの「あそ」は「阿蘇」に由来していることに気づいたのは帰宅後でした...

大分駅では、名物とり天をお昼ごはんに。
そして、次の乗車時間まで、うちの小鉄ちゃんは駅のホームでいろんな列車をカメラに収めて大満足。

14:06 大分駅発「にちりん」

こちらはあそぼーいとは違って近代的な車両。
座席をくるりと回して、トランプをしたり駅弁を食べたり、車窓に旧リニア実験線を見つけたり、仮眠したり、約三時間半の電車旅もあっという間。
そして空港へ。


朝5時に家を出て21時半帰宅。
一日中いろんな乗り物に揺られながら景色を楽しんで食を楽しんで、朝さえ頑張れはこんな旅も大いにありだと知ることができました。


おしまい☆