旅好きル☆行き着いた先はキャンピングカー

行き着いた先はキャンピングカー

渡米を機に始めたブログ。今は旅の記録用。2018年キャンピングカーを購入し、より旅に出やすくなりました。

旅・写真:Death Valley (デスバレー) 1日目

2007.11.24-25  Death Valley (デスバレー)国立公園へ。往復約880マイル(1400km)の旅です。

 

 



am5:30出発を目標にam4:30に起きたのに、あれこれ仕度をしているとあっという間にam6:30。

予定より出発が遅れた上さらに途中でフリーウェイの分岐を間違えてしまい、そうと気付かずしばらく真逆へ走ってしまったために30分以上のロスタイム。なんだか出だし不調です。

 

デスバレー内は中心付近のオアシスまで何もないので、ガソリンを満タンにすべく最後の町Shoshoneに立ち寄りました。町というか、人の気配があるのは数軒の建物のみであとは無人の家々です。

 

ここでアクシデント。せっかくだしレギュラーではなくプレミアムガソリンを入れようということになり(今考えるとなにがせっかくなんだか・・・(><))、給油後、走り出してしばらくするとメーター付近に見慣れぬ警告ランプが点灯したのです。

一番心配していたのが故障とパンク。

ここまで来る時点で、数十キロ町はなく車も滅多に通らず、携帯も当然通じず、コールボックスもなく、日を避けるものすらない土地であることを体感していたので、万が一車が止まっては大変。慌てて路肩に車を停め、取説を読むとランプの意味するところは「エンジンになんらかの異常があるからすぐにディーラーに車を持っていけ」とのこと。・・・それは無理。

警告ランプの点いたタイミング的にきっと原因はガソリンであり、エンジンが壊れたとかそういう重大なことではないはず、と信じて突き進むことにしました。

 


 だだっ広いとはこういうこと

 

 

 12:30ごろ、ようやくデスバレー最初のポイントに到着しました。


 木の根が大地に足を広げているような形の岩山


 ここは “Zabriskie Point(ザブリスキー・ポイント)”


 光と影が岩肌のひだを一層際立たせる

 

公園内に3つあるホテルのうち2つは、Furnace Creek(ファーニスクリーク)という荒野のなかのオアシスにあります。

ここの駐車場に車を停め、持参したおにぎり、バナナ、葡萄でランチをとり、お昼寝。

キャンプなどをして外で寝たら気持ちがいいんだろうけど、車の窓を開けて風に吹かれつつ寝るだけでも気持ちいいです。でもちょっと埃っぽいです。

 

続いて訪れたのは “Salt Creek”。白く雪のように見えるのは全て塩。塩を含んだ土は歩くと霜柱のようにさくさく且つふわふわしていて、塩の上は片栗粉のような少し弾力のある深雪のような感じでした。当たり前だけどとてもしょっぱいです。

 


 無音の世界。音が吸われる。シーンとしすぎて耳が痛いくらい。

 


 塩土に根を生やし逞しく生きている植物

 

 北に位置する“Ubehebe Crater(ユベヘベクレーター)”


 


 デスバレー内でスターウォーズの撮影も行われたとのことですが(この場所ではないです)本当にどこかの惑星のような感じ。

 


 クレーターを覗き込む人々。底まで降りていくことも出来ます。


 となりのミニクレーター。淵を駆けのぼりてっぺんに立っている少年のような中年。

 

 山に囲まれた盆地のような地形の為、実際の日入り時間よりも早く暗くなります。ここがこの日最後に立ち寄った“Scottys Castle”。

 

宿はオアシスのうちの一つ、ファーニスクリーク・ランチ。

プールやゴルフ場まであるホテルだからといって、高級リゾートホテルを期待してはいけません。

また、ステーキハウスがあるからといって、美味しいステーキを期待してもいけません。^^;

でも部屋の中は広くてきれいだし、こんな過酷な土地でちゃんとシャワーも浴びれて快適に過ごせるのはとても贅沢なことだと思います。

もう一つのファーニスクリーク・インというホテルは、よりきれいで高級感が感じられました。値段もそれなりに差があります。

 

■ 訪れようとしている方へのおまけ

園内に2つあるガソリンスタンドは、Furnace CreekよりStovepipe Wells Villageのガソリンスタンドのほうが安かったです。

190は舗装も新しくきれいで走りやすいです。他の道も一応舗装はされています。

道のあちこちが上下にうねっていて、乱気流のように内臓が動きます。

携帯電話は通じないので頼ることはできません。

 

■ 気候

ものすごく乾燥しています。飛行機の中みたいです。

11月後半、日差しは暑いけれど風は涼しいです。ただ車内は常にどこかの角度から日差しを浴びる為(道に日陰というものがない)暑くなりがちなので、窓の日よけなどがあると便利です。

気温は薄手の長袖でちょうどいいくらいでした。夏は50度にも達すると聞いていたので心配でしたが、この時期はベストシーズンなようです。でもそれは昼間だけのこと。夜と、特に早朝はとんでもなく寒いことが翌日痛い目に合うことで判明するのです。。。

 

■ ロサンゼルスからの行き方

往路は、I-15~Bakerで127へ~Death Valley Junctionで190へ というルート。(赤)

127・190ともわりと平坦な道で走りやすかったです。Shoshoneという小さい町が最後のGSです。

復路は、190~395~14 というルート。(青)

公園内から395までの190は延々何にもなく山道。中間地点に1箇所レストランとGSがあります。

国立公園を出れば町もあるだろうと思いきや、395~14(Mojaveという80キロ以上離れた町まで)は、国立公園内同様ほぼなにもありません。片道約5,6時間です。

フリーウェイの途中で目に留まったとある出口の看板。

発見した瞬間超早業でコンデジカメラを取り出し100kmのスピードをもろともせずパシャっと。最近のコンデジはほんとにぶれなくて優秀です。

 

「Zzyzx」って、なんて読むんだろう。

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追記:Zzyzx Rd ザイジックスロード と読むんだって。

ここ辺り一帯砂漠地帯において、きちょうな水源地で砂漠のオアシスのような町だったそう。本当は政府の土地なのにたまたまここを発見したかつてのアメリカ人が、辞書の一番後ろをめくってつけた名前だそう。数年後彼は土地の無断使用で逮捕され、町はゴーストタウンとなし、今は研究所などがあるそうです。