Day12 続き
■モキダグウェイ
恐れをなすような山というか切り立った崖が道路の行く手に広がる。横一面にどこまでも壁。とても迂回できないほどに広がっている。
この崖山を登る道があるようにはとても見えないが道は確実にその岩壁へとまっすぐに伸びている。ここを登るのかと思うと、はたして今の状態のうちの車で登りきれるのかとちょっとどきどきする。まともな車ならいいが、満杯の荷物で重量オーバー気味のうえ、未舗装道路の山道を釘のささったタイヤでのぼるのはやっぱり不安。そうは思いつつここを登るために来たのでいざ突入します。
登り始めると意外と大丈夫そうと安心したのもつかの間、ガードレールなどもちろんなく、脆い路肩、上からごろごろと転がり落ちたことが一目でわかる岩々、見上げると地震があったら絶対に落ちてきそうな不安定な岩、それらがやっぱりこわい。でも見晴らしは最高です。
急こう配のスイッチバックであっという間に頂上へ。見渡す限り広がる台地はどこまでも広がっており、奇妙で巨大な岩のオブジェが点在している。登ったかいがありました。
■ミューリーポイントへ
モキダグウェイとおなじ未舗装道路でもこちらはさらに状態が悪くかなりのデコボコ。ゆっくり走ってもグアングアンと車が壊れそうなくらい揺れる。
走ること10分、天然の岩棚の広いスペースに到着。そこからの眺めはまた素晴らしいものでした。風が谷を吹きぬける音が聞こえ、大地の鼓動を感じることが出来る(ような気がした)。今までに聞いたことのないような音です。
崖の端っこまでいくと急に強い風にあおられる。吹き飛ばされないよう気を配りつつに端っこへ。気持ちいい。すごく高く足の真下は見えないほどの崖だけど、とにかくなんだかすごく気持ちがいい。
そこを離れて崖に沿って横へ歩き、ふとさっきまで立っていた崖の先端をみると、立っていた場所と陸を分断する大きな亀裂が入るのを見つけ、ぞっとした。
ちなみに管理された公園ではないし、観光客らしき姿もほとんどないので、事故があってもだれも助けてくれなそうなところ。ちょっとしたアドベンチャー気分が味わえます。立ち寄ってみるかいはあるところだと思います。
■グースネック州立公園へ
上記二つのポイントをクリアし、元の道に戻る為再びモギダグウェイを降り切った時には妙な達成感がありました。MATRIXえらい。よく頑張った。
グースネック州立公園はUの字にうねるサンファン川を上から眺めることが出来る。浸食の様子がよくわかる。これもなかなかの迫力。
※モニュメントバレー へ続く